はり師、きゅう師、あん摩マッサージ指圧師になるためには、ご存知のように医師や看護師などの医療従事者と同様に国家試験に合格する必要があります。また、患者さんの状態をより正確に把握するため、東洋医学の知識のみならず、⻄洋医学的知識も深める必要があります。
ずっと文系で、また横文字の暗記が苦手だった私は、この⻄洋医学に関する数々の教科で大苦戦し、試験でも毎回自信がありませんでした。そんな私が無事合格できたのは、先生方の熱心なサポートと、クラスの仲間たちのおかげでした。
まず、1・2年生では基礎を学びます。そして3年生になるといよいよ国家試験の模擬試験や補習が始まって、本格的な受験勉強が始まります。ですが1年生での内容に2年生の、更にその上に3年生の知識が積み重なっていくので、学年が上がるほど基礎の部分から固めていくことの大切さを痛感しました。3年生になってから、1年生の時のあの授業をもう一度受けたい・・・!と、何度思ったかわかりません。
また、ただただ暗記するということができず、わからない所はとことん理解しないと覚えられなかったため、先生方にはよく質問をさせてもらっていました。先生方がどんなときにも嫌な顔一つせず、本当に熱心に質問に答えて下さったおかげで、苦手意識も徐々に減っていきました。
それから、東鍼の先生方が作成されているオリジナルの教材は自分で勉強する上でとても助けになってくれました。教科書の内容をわかりやすく纏めてくれているものから大事な部分だけピックアップしてくれているものなど様々あるので、その時に必要なものを選んで使うことができ理解度のアップに役立ちました。その中でも、通学で電車に乗っている時間の⻑かった私にとって「カコモンgo」はとても心強い味方でした。スマホさえあればいつでも気軽に勉強できるのがとても便利で、「次の電車の乗り換えまでにこの単元を頑張って暗記しよう」などモチベーションも上がり、更に自分の間違えた問題を何度も反復して学習することができるため、暗記の苦手な私でも自然と覚えることができました。
クラスの友人たちは、みんなで国試に合格しよう!と助け合う雰囲気が強く、暗記するためのお勧めの語呂合わせや動画を教えあって、時には笑ってしまうような自作の語呂があったり、みんなと一緒だったから最後まで乗り越えられたのだと思います。
試験は一人一人の戦いですが、そうやって覚えた事はいざ国試本番のその時に、「これはあの先生がこう教えてくれた」「これはあの子の語呂に出ていた」と鮮明に思い出す事ができ、緊張で震えていた手もいつしか止まって落ち着いて試験を受ける事ができました。1人では険しい道でも、東鍼には導き励ましてくださる先生方、共に悩みながら支え合える仲間たちがいます。これまでの努力は必ず報われると信じて、国家資格取得に向けて頑張ってください!