インタビュー
Q:鍼灸に興味をもったきっかけを教えてください
A:大学時代に駅伝部で箱根を目指していました。
在学中に膝のケガを繰り返していて、いろんな接骨院に通いましたが治らず、
知人の紹介で伺った鍼灸院で受けた鍼治療がきっかけでした。
一発で治って、二日後からは普通に走れるようになっていました。
そして大学四年になってさあ就活だ!というタイミングでやりたいことが見つからず、
ずっと考えていたら、自分の膝を良くしてもらった先生を思い出しました。
自分の過去の経験からも体の仕組みに興味を持ち、
身体のついて学んでいくうちに鍼灸師になろうと思うようになりました。
Q:どんな患者様がお越しになりますか?
A:1年以上の首肩コリ腰痛の方が多いです。
来院のきっかけはマッサージでは良くならず、「歩けなくなってしまった」、
「頭痛がおさまらない」など仕事や生活にも支障を感じ始めた方が、
当院を見つけてお越しいただいています。
Q:開業までの準備期間と開業してみてご感想
A:開業までの準備期間は3年です。
低リスクでできるところから無理せず進めていこうと決めていました。
最初は副業で週3のレンタルサロンで施術から始め、2年目に住居兼で治療院を構えました。
3年経過したころに十分の売り上げを立てることができたので4年目に完全独立へと移行しました。
独立開業するまでは慣れないことも多く、とても大変でしたが、
できることから小さく行っていったため、独立後は不安なく安定した経営をさせて頂いています。
とはいえまだまだこれからなので、
やりたいことを一個ずつ実現していきながら治療も経営も楽しんでいきたいなと思っています。
入学前~学生時代
Q:入学前は、どのようなお仕事をされてましたか。
A:リラクセーション業界で整体を生業としていました。
大学4年の就活時期にすでに体の勉強をしたいと思っていたので、
専門学校に入るためにお金をためながら体に触れることができる仕事を思い、
3年間勤めていました。
Q:学生生活はいかがでしたか?
A:クラスメイトのおかげですごく新鮮で楽しい3年間を過ごさせていただきました。
スポーツ⇨整体業の小さい世界でしか生きてこなかったため、
名刺の渡し方など基本的なマナーも知らないような無知な25歳でした。
そんな状態で入学、しかもクラスの中では若輩者で周りは人生の大先輩ばかりでした。
様々な経験をされてきた方々の話や立ち振る舞いに、
いつも学ばせていただいたことを今でもよく覚えています。
Q:東鍼校で学んでよかったこと等
A:いろんな鍼治療があることを知れたこと。
そしてそれぞれの流派の一流の先生方からの授業を受けられたことはとてもよかったなと思います。
学校にいる間は気づかなかったですが、
いざ鍼灸師として働き始めると東洋医学を用いて治療している人はほんとに少ないし、
東鍼で学んでいたおかげで施術で行き詰りそうになった時も視野広く情報を集めたり、
考えることができています。
Q:今後の夢や目標など
A:鍼灸師が鍼灸を活かせる働き方ができる場所をつくることです。
私はあん摩マッサージ指圧師の資格をもっていません。
3年で就職先を探すとき、なかなか希望通りのところを見つけることができませんでした。
全員が全員独立希望ではないと思っています。しかし、勤め先の幅が狭いためか、
鍼灸をやりたいのにだんだん鍼灸治療から遠ざかる鍼灸師がいるのはとても残念だなと思いました。
時間はかかるかもしれないですが、コツコツと目標に向けて頑張っていきたいと思います。
Q:入学検討中の皆さんへ
A:歴史ある学校で多くの流派に触れることができるという点ですでに魅力十分ですが、
それ以上に、クラスメイトや先輩後輩の方々もとても素敵な方ばかりです。
他の専門学校以上に他学年との交流も多く、鍼の練習がたくさんとれる学校はほかにあまり聞きません。
まだ自分がどんな治療家になりたいか定まっていなくて、いろんな考え方に触れながら
自分に合う考え方や治療をゆっくり決めていきたい方には大変おすすめです。
いっぱい悩んで、いっぱい経験して、いっぱいたのしんでください!
治療院紹介
治療院名:たすき鍼灸治療院
コンセプト 「痛みコリに負けない身体つくり」で生きがいのある毎日を
一年以上つらい肩こり腰痛を原因から改善する鍼灸×整体サロン たすき鍼灸治療院
所在地:東京都足立区西新井本町2-6-11-101
連絡先:https://tasuki-shinkyu.com
営業時間:平日10:00~21:00
休診日:木曜
アクセス:大師線「大師前」駅 徒歩10分
日暮里舎人ライナー「江北」駅 徒歩7分